病院?救急車?!その前に「#7119」!

病院?救急車?!その前に「#7119」!

誰に相談したらいいの?

私たちの母の話なのですが、とある日に片足だけ突然むくみがひどくなっていました。

なぜか片方の足だけです。

おかしいと思った私たちは、かかりつけ医に来てもらい診てもらいました。

往診に来てくれた先生は、「むくんでいる足に血栓ができているかもしれない」とエコノミー症候群の可能性を指摘

このまま放っておくと、血栓が血液に乗って肺へと到達し、息ができなくなり突然死ぬかもしれないとのこと。

そこで、急いで母を病院へ連れていきました。

幸いすぐに手術でき、一命を取り留めました。

この時のことは、「膵臓がん進行過程 初期~後期過程」の「闘病のなかで気を付けたほうがよいこと」に書いてあります。

 

さて、ここで問題です。

私たちには、近くに相談できるかかりつけ医がいました。

しかし、そういった相談できる存在がいなかった場合、どうしたらよかったのでしょうか?

普段から、このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで提案したいのが「#7119」です。

 

#7119とは

#7119とは

「#7119」とは、救急電話相談窓口の電話番号です。

急な病気やケガをしてしまった時に、救急車を呼んだ方がいいのか、すぐに病院に行った方がいいのかを相談できる窓口として開設されています。

電話では専門家が相談に乗ってくれるそうです。

相談では病気やケガの症状を把握した上で、以下をアドバイスしてくれる。

  • 緊急性があるのか。直ちに医療機関を受診すべきか、2時間以内に受診すべきか、24時間以内か、明日でもいいのかなど。
  • 応急手当の方法。
  • 受診手段の案内。救急車を要請するのか、自分で医療機関に行くのか、民間搬送事業者等を紹介するなど。
  • 適切な診療科目および医療機関の案内。

 

このようなアドバイスをもらえるので、何か異常があった時には相談できる存在となり得るのではないでしょうか。

ちなみに地域によっては「#7119」以外の番号で実施されているので、注意してください。

 

残念な現実・・・

全国普及率はわずか37.8%(H.29.10時点)

とても便利そうに思えるのですが、残念ながら全国普及率がわずか37.8%・・・。(H.29.10.時点)

「#7119」に対応している地域は、宮城県、新潟県、埼玉県、東京都、大阪府、奈良県、福岡県、札幌市周辺、横浜市、神戸市、田辺市周辺です。

また#7119以外の番号で実施しているのが、山形県、栃木県、香川県、千葉県です。

今後対応している地域は広がると思いますが、現状では大きな都市部以外では普及していないのが現状です。

 

自分の地域が範囲外だった場合に、どこに救急の相談をしたらいいのかお困りの方は以下のサイトを参考にしてみてください。

一般救急電話相談 EPARKクリニック・病院

こちらのサイトは、徳島県以外の都道府県の救急相談窓口を載せてくれています。

 

相談員の人手不足

「#7119」を利用した方の経験談などを拝見すると、相談員の不足を指摘する声もあります。

電話をした時に症状を把握し的確な対応をするためには、専門家である相談員(医師、看護師など)の存在は必須ですが、人で不足のため電話をかけると相談員が出払ってしまっていることがあるそうです。

そのため症状の把握がきちんと出来ず、こちらが求めるアドバイスが得られないこともあるよう。

残念な現実・・・

 

「#7119」以外の解決策

上記のような現状から「#7119」が使えない場合、どうしたらいいのでしょうか?

通っている病院がやっている時間なら

普段ご自身が通っている病院がやっている時間内なら、まずはそちらを受診してみるのがいいかもしれません。

出かけるのが難しい時には、まず電話をかけてどうすればいいのか教えてもらいましょう。

 

ただ私たちの通っていた大病院では、母の血栓は見落とされてしまいました。

片足だけがむくんでいることを伝えても「大丈夫」と言われてろくに診てもらえませんでした。

なので、セカンドオピニオンを聞ける先生がいるとより安心だと思います。

私たちの場合も最寄りの診療所の先生にセカンドオピニオンをいただき、血栓を発見することができました。

このことから、セカンドオピニオンはとても重要だと感じています。

 

病院が終わっている時間なら

病院の診療時間が終了している場合は、「ファストドクター」をお薦めします。

ファストドクターとは、web予約・電話の問い合わせひとつで、夜間に現役医師が自宅に診察に来てくれるサービスです。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

夜に体調悪化!そんな時はファストドクター!

2018.02.03

 

もしもの時の選択肢を増やしておく

がんになると自分で選択する場面が多くなります。

難しいのは、知識があろうがなかろうが選択を迫られることだと思います。

知っていれば、自分の納得いく選択ができるはずです。

逆に知らなければ、後悔も多いと思います。

後悔をしないためにも選択肢を増やしてほしいな、とこのサイトを運営する私たちは考えます。

 

参考資料

#7119(救急安心センター事業)関連情報 総務省消防庁

#7119(救急安心センター事業)の全国展開 総務省消防庁(PDF)

一般救急電話相談 EPARKクリニック・病院

 

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