がんの「お金」に関する制度をまとめて検索できるサイト

がん制度ドック

がんのお金って分からない・・・

がんになったら、治療費などでお金がかかります。

もちろん、それを補助する制度があるわけなのですが、その制度って何があるのか分かりにくいですよね。
私も母の治療中に、どんな制度が利用できるのか分からず苦労しました。

しかし、その悩みを解決してくれるサイトを見つけました!

そのサイトは、がん制度ドック

がん制度ドック

「がん制度ドック」のトップ画像

 

こちらの「がん制度ドック」は、がんと診断された方のための公的・民間医療保険制度検索のウェブサービスです。

ここからは、このサイトについて詳しく見ていきましょう。

 

使用する前に

このサイトを利用する前に、注意して欲しいことがいくつかあります。

 

20歳以上が対象

「「がん制度ドック」は、公的な年金・健康保険に加入している20歳以上の方をおもな対象としています。」

と利用規約にありますので、20歳以上のがん患者さん向けのサイトです。

 

つらい内容も含まれます

「質問項目・結果において、予後等に関するつらい内容が含まれるものもあります。

余命の質問項目があったり、結果に亡くなった後の話も出てきます。

 

生活保護の方は対象外です

「生活保護等の形で既に包括的社会保障を受けておられる方は、こちらのサイトでは対象としておりませんので、各種専門窓口にご相談ください。」

 

必ず使えるわけではない

「当サイトでは可能性のある選択肢を幅広く情報提供しており、必ずしもご利用できることを保証するものではありません。また、各種制度の内容は、私どもで簡潔にまとめたものです。詳しい情報に関しては、各種専門の窓口にご確認ください。」

と利用規約にあります。

結果に出てきた制度が、必ずしも利用できるわけではないことをご理解ください。

 

全てを網羅しているわけではない

利用規約には「当サイトが全ての選択肢について網羅できていることを保証するものではありません。」とあります。

もしかしたら、患者さんが使える全ての選択肢を提示はできていないかもしれません。

しかし、かなり有益なサイトではありますので、一度お試しを。

 

病気の状況が変わったら再検索をしてください

「病気の状況によって適応する制度が異なることがありますので、状況が変化した場合は再検索してご確認ください。」

病気の状況に関する質問もあります。
状況が変われば使える制度も変わりますので、再検索をお願いします。

 

制度の利用は自己責任で

「当サイトで検索された制度を活用する場合には、利用者は自己の責任と判断で利用してください。利用者は、制度の利用に関し、当団体の責任を問わないものとします。」

 

色々と気を付けてほしいところはあるのですが、私としては是非使ってみてほしいです。

一度の検索で、こんなにたくさん自分が使える制度をまとめて知れるサイトは他にないです!

 

検索してみよう!

「検索」ボタンを押すと、以下のページにいくと思います。

「がん制度ドック」の検索画面

「がん制度ドック」の検索画面

 

質問は全部で22個です。

分かりにくい質問もありますが、回答できるように親切に書いてあります。

例えば、「質問10 あなたが加入している健康保険はどの保険ですか。」
下図のように、選択肢の横にかっこ書きで「(市区町村役場が窓口です。)」説明があります。

「がん制度ドック」の質問10

「がん制度ドック」の質問10

もしも分からないことがあった場合には、記載書類や保険証書などをご用意いただいた上で、再度検索してみてください。

検索結果

「制度を検索する」ボタンを押すと、以下のようなページに移動します。

「がん制度ドック」の検索結果ページ

「がん制度ドック」の検索結果ページ

結果は人によって違いますが、このようなページが表示されます。

 

制度名の横にある「詳細を見る」を押すと、簡単な説明が見られます。

「がん制度ドック」の制度詳細ページ

「がん制度ドック」の制度詳細ページ

 

もしも、どんな制度があるのか知りたければ、トップページに制度一覧がありますので、こちらをご参照ください。

「がん制度ドック」の制度一覧

「がん制度ドック」の制度一覧

 

あとは、実際に申請してみましょう!

 

このサイト、信頼できる!

インターネットで常々気を付けなるべきなのは、そのサイトの信頼性だと思います。

どんな人たちが、そのサイトを運営しているのか?
このサイトに悪意はないのか?本当に信用できるサイトなのか?などなど・・・

そこで、このサイトを運営する人たちをチェックしてみました。

この「がん制度ドック」は、「NPO法人がんと暮らしを考える会」が、運営・管理しているそうです。

このNPO法人について、サイト上ではこう紹介してありました。

「がんと暮らしを考える会」は、がんのお金に関連した制度の情報収集と、わかりやすく適切な内容への編集、更新を行っています。
内容については下記のファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、弁護士、税理士、看護師など専門家の協力によるものです。

引用元:がん制度ドック 運営・管理情報について

 

またページには、このサイトを作った方々のお名前がありました。(下図参照)

「がん制度ドック」の掲載情報検討委員会メンバー

「がん制度ドック」の掲載情報検討委員会メンバー

 

理事長である賢見卓也さんは、在宅ホスピス看護師だそうです。
1999年兵庫県立看護大学卒業、2008年日本大学大学院グローバルビジネス研究科卒業。
がん医療と生命保険業界の発展的なサービスの在り方について研究されていたそうです。

理事の岡本英夫さんは、大学卒業後、金融専門出版社(㈱近代セールス社)で編集記者、月刊誌編集長、制作本部長などを経験し、現在、ファイナンシャルプランナーとして活動中でらっしゃいます。

監事の山崎祥光さんは、医従事者・病院側に立って,医療紛争を中心に扱っていらっしゃる弁護士だそうです。

このような方々が作っているサイトなので、信頼できると思います。

 

補足 なぜこんな便利なサイトが?

このサイト開設理由としては、「せっかくの制度があるのに、知られていなくて使えないなんて、もったいない!どうにかしたい!」という方々のお気持ちからだと思います。

本当に有難い限りです。

それと同時に、研究という側面もあるようです。

「NPO法人がんと暮らしを考える会」の理事長賢見さんを筆頭とした研究チームが、「がん患者への情報提供と経済的支援を目指したネットの活用~「がん制度ドック」の開設と有用性の検討~」という研究をなさっています。

私たちは、がんの経済的支援の情報を日ごろあまり目にすることはありません。
あったとしても、民間保険のCMくらいなものですよね。

そういう状況で、どうやったら一般の人たちにも経済的支援の制度が知れ渡るのか?

その疑問に対するひとつの答えが、インターネットだったわけです。

そこで研究グループは、この「がん制度ドック」という簡単で分かりやすいサイトを無料で提供し、がん患者さんへの支援にどのくらい貢献できているか分析することを決めました。

ゆくゆくは、この結果を学会などで発表するそうです。

この研究が成功に終われば、こういった分かりやすいサイトが増えるのではないかと私は考えます。

ですので、検索結果の下のほうにある「アンケートに回答する」というボタンから、アンケートに回答してくださればと思います。

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