癌になったらまとめておくべき情報。銀行、保険など

まとめておくべき情報。銀行、保険など

母が残してくれたファイル

母はしっかりした人だったので、膵臓がんになる前から書類などをきちんとまとめていました。

例えば保険の書類はまとまってファイルに入っており、保険について困った時はそれを見れば分かるようになっていました。

他にも口座番号と暗証番号もメモにまとめられ、保険の書類と同じファイルに入っていました。

なので、闘病中に保険の請求をする時や、母の代わりに口座から現金を引き出す時にも、まとめてくれたファイルを見るだけでした。

もちろん母が亡くなった後も、そのファイルがとても役に立ちました。

そこで今回は、どんな情報がまとめてあると助かるのかリストアップしてみたいと思います。

 

 

まずは保険

病気になると通院や入院が必要になります。

そんな時に助けになるのが保険です。

しかし自分自身が病気になると、家族が代わりに保険の請求を行う可能性があると思います。

そんな時に、保険の証券が見つからず請求ができない!なんてことが起こったら困りますよね。

そこで事前に保険に関する書類をまとめておきたいところ。

第一に保険証券

入っている保険が複数あれば同じファイルにまとめておくと便利です。

また保険に加入した時の書類もあるといいと思います。

それがあれば、どんな保険に入っているか分かるはずです。

 

もし保険に入っていてきちんと保険金を請求すれば、闘病の助けになるのは間違いありません。

なので、保険の書類はまとめておくべきものだと考えます。

 

保険に付属した電話相談

入っている保険によっては保険金の請求だけでなく、電話相談を受け付けているところもあります。

多くの場合は医療者が相談に乗ってくれるようです。

電話相談の例としては、病気に関する治療・検査についての相談、また最新の医療情報や、検査データの見方など電話で受けることができます。

また保険契約者本人以外にも家族も使える場合もあります。

がんになった本人が保険を契約していなくても家族が保険に入っていて電話相談が利用できる契約の時は、がん患者本人も電話相談を利用できることもあるので、確認してみましょう。

 

銀行口座

次に銀行口座に関するもの

これもかなり重要度が高いです。

以下の4つがまとまっている、もしくは場所が分かっていると安心です。

  • どこの銀行に口座がいくつあるのか
  • 暗証番号
  • 通帳とキャッシュカード
  • 銀行印

 

母の時は、ファイルに銀行名と暗証番号がまとめられていました。

通帳、キャッシュカード、銀行印も分かるようになっていました。

母がこうやって残してくれたおかげで、私たち3人姉弟は母が亡くなった後の口座解約がとても楽でした。

亡くなった後のことで言えば、どの口座でどんな引き落としがあるのかまで記しておいてくれると大変助かります。

例えば、みずほ銀行では電気・ガス・水道の引き落としがあり、三井住友銀行では生命保険の支払いをしている、といった具合にメモがあるといいと思います。

 

最後に注意して欲しいのは、お金に関わることなので信頼できる人にのみ伝わるようにすることです。

入院中などに代理で引き出してもらうこともあるかと思いますが、家族などの信用できる人にのみ情報が伝わるように注意しましょう。

 

家賃

家賃の引き落としができなくなると最悪の場合追い出されてしまうので、家賃の支払いが滞らないようにしなくてはなりません。

そのためには、自分で支払いの手続きができなくなったことを考えて、引き落としの口座や家賃の振込先を明記しておくといいでしょう。

家賃以外にも駐車場を契約している人は、そちらについても書いておくといいと思います。

 

スマホの契約

スマホや携帯の契約をしている方も多いと思います。

契約内容を見直すことや機種変更などをする時に、自分の体調が優れない場合に家族に頼むこともあるかもしれません。

その際に契約についてまとめてあるといいと思います。

 

私たちは母が亡くなった後のスマホ解約のときに役立ちました。

母のメモから、スマホ会社のクレジットカードを契約していたことが分かりました。

スマホ料金の引き落としをしている口座の情報、クレジットカードの情報などがあったことで、スマホ解約がすんなり進みました。

スマホ携帯契約

 

亡くなった後に役立つ情報

NHK

これは亡くなった後、もしくは住んでいる家を引き払う時の話にはなるのですが、NHKの支払いをしている口座はメモしておくと役立ちます。

もしもNHKに解約を伝えずにいると、引き落としが続いてしまいます。

また亡くなった直後に連絡をすることをおすすめします
例えば亡くなったのが7月だとします。
NHKに解約の連絡をしたのが9月だとすると、亡くなっていたとしても連絡するまでの7、8、9月までの料金は支払わなければなりません。
なので、NHKには早めの連絡がよろしいと思います。

 

電気、ガス、水道

こちらも同様にどの口座で引き落としがされているのか確認ができるといいです。

これらの解約は家を引き払う場合のみですので、もしご家族のどなたかが続けて住む時には必要のない手続きです。

もしも引き払う場合は、家の片づけで電気、ガス、水道を使うこともあるので、引き払うギリギリまで契約はしておいた方がいいと思います。

完全に引き払う時に解約手続きをしましょう。

 

クレジットカード

クレジットカードはどれを何枚持っており、どの口座で引き落としがされているのか確認できると安心です。

クレジットカードを経由して色々な支払いがされていることが多いので、ひとまずクレジットカードを止めてしまえば支払いが止まります。

そうすれば銀行口座からの引き落としも止まり、引き落とせなかったものは手紙などで通知がきます。

その通知を元に解約手続きを行うのもひとつの手です。

 

スカパー、ケーブルテレビなどの有料放送

我が家はサッカー好きなので、スカパーに加入していました。

これもどの口座で引き落とされているのか分かると便利です。

しかし契約者が亡くなったので、解約が必要となり解約となりました。

他の有料放送で言えば、ケーブルテレビ、DAZN、Netflix、amazon prime、huluなどがあります。

有料放送

 

その他

その他に分かると助かる情報としては、メルマガ、インターネット契約、ペット関連、趣味関連などがあります。

 

母の気遣い

長くなりましたが、以上がまとめてあると助かる情報です。

あくまで私の母がまとめてくれていた情報を基にした内容ですので、ここで紹介した全てが使える情報かどうかは人によると思います。

しかしながら、私たち姉弟は母のこのような気遣いがとても有難かったです。

皆さんの参考になれば幸いです。

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