最近動物と触れ合っていますか？動物は癒しをくれる存在

ガン相談支援センターもオススメする動物との関わり

まだ母が存命だった時に、病院のがん相談支援センターに話を聞きに行ったことがあります。

その時に、母が実家で飼っていた犬の話になりました。

私は犬の世話も大変だから、がん相談支援センターの相談員さんから「飼わない方がいい」といった注意を受けるかと思ったのですが、相談員さんは「うんうん、犬は純粋でかわいいですよね。良いと思いますよ。動物は癒しですからね」と答えてくれたのです。

この言葉の通り「動物は癒し」です！

動物と関わる機会があったらぜひ関わってほしいと思います。

ここでは、母が闘病中に関わった動物を中心にどのような癒しが得られるのかを述べていきたいと思います。

犬の愛情表現はドストレート

母は生前、ワンちゃんを飼っていました。

名前はマリちゃん。年齢はまだ１歳に満たないくらい。子犬です。

ジャックラッセルテリアという犬種でした。

この子がすごい強烈な子でした・・・

数多くの犬を手なずけてきたトレーナーの先生ですら「いやぁ～今までこんな強烈な子は見たことがない！」と大絶賛（？）でした。

でもこの子がいたおかげで外に散歩にも行きましたし、笑わせてもらいました。

後でトレーナーさんから聞いたお話では、マリちゃんがなかなか言うことを聞いてくれなかったのは、母を守ろうとしていたからだったそうです。

犬って本当に純粋で、無邪気で、健気なんです。

飼い主さんのことが好きで好きでたまらないのを真っ直ぐに表現してくれます。

マリちゃんの場合は、ドストレートに剛速球で表現してくれました。

そのためお世話は結構大変でした・・・が、幸せをくれたと思っています。

犬と関わるとストレートな愛情表現で嬉しくなること間違いなし！

猫はそっと傍に居ます

では、猫と関わるとどんな癒しが得られるのか？

実は私、猫ちゃんを飼っています。

名前はトリちゃん。３歳です。

母が亡くなるちょっと前くらいから、私はトリちゃんを連れて実家に戻っていました。

なので、トリちゃんはしばらくの間母と一緒に過ごしていました。

ご存知かとは思うのですが、猫はのんびりしています。（トイレ行く前後で興奮することはあるので、基本的には。）

なので、慌てなくていいんだよーっていう気分にしてくれます。

のんびり寝ていたり、日向ぼっこしていたり・・・時には母の足を枕にして寝たり・・・(笑)

そんな姿に母も癒されていたようです。

犬とは違い、猫は愛情をいつもストレートで表現はしませんが、そっと傍に居てくれます。

バードウォッチング（野鳥観察）もオススメ

動物が身近にいないようでしたら、バードウォッチングを勧めます。

野鳥を観察するので、いつでもどこでも出来ます。

ベランダに出た時、庭に出た時、もしくは散歩がてら鳥を見つけて観察するだけです。

とても簡単。

簡単ではありますが、鳥たちの行動はとても愛らしく楽しい気分にさせてくれます。

また季節の移ろいも楽しむことが出来ます。

心を落ち着かせる時間をくれると思いますよ。

ペットは責任を持って飼いましょう

動物は癒しになりますが、動物を飼っている場合やこれから飼おうと思っている方には、注意して欲しいことがあります。

それは、もし動物を飼っている、もしくはこれから飼うのなら責任を持って飼うこと！

がん患者さんにもしものことがあった時、ペットはどうなるのか？

そういうことも考えて飼ってください。

私の母が飼っていたマリちゃんは、今トレーナーの先生が飼ってくださっています。

母は生前中にマリちゃんのことを先生にお願いしていました。

このように誰かお願いできる人を事前に見つけておきましょう！

動物は癒し

病院の相談員さんが言っていた通り、動物は心を癒してくれます。

犬を飼っているのなら、その犬はまっすぐに愛をくれると思います。

猫を飼っているのなら、その猫はそっと傍に居てくれると思います。

外に出て鳥を愛でるのなら、その鳥はかわいらしい行動で楽しませてくれます。

動物はいつも純粋に生きているので、その純粋さで私たち人間を癒してくれるのだと思います。

実際に母が動物と触れ合うことで、私たち家族では出来なかった部分の心のケアをしてくれていたように思います。

もちろん母だけでなく、家族みんなの心も癒してくれていたようにも感じます。

がん患者さんだけでなく、ちょっと心が疲れた時に是非動物と触れ合ってください。

きっと心が癒されますよ。