昨年2015年7月に亡くなった母は、生前から海へ散骨してほしいと言っていました。
母の日である今日、その願いをようやく叶えることができました。遅くなってごめんね。
散骨とは
お墓を立てず、海や山に遺骨を返してあげることで、昔から文化として行っていた所もあるかもしれませんが、最近特に自然葬と並んで選択肢として考えられている納骨の方法です。
もちろん半分をお墓に分骨をして、のこり半分を散骨することも可能ですし、手元供養のために小さな骨壺に遺骨をのこしておくこともできます。
今回海への散骨を選びましたが、方法としては港からクルーザーで出港し、沖に出たところで粉骨(骨の形が残ったまま海に入れると死体遺棄になってしまうので、きちんとパウダー状に粉骨してあげます)した遺骨を水溶性の紙の袋に入れて、お花やお酒と一緒に海へ送り出してあげます。
今回、葬儀でもお世話になったスタッフの方が、母がサッカーのマリノスサポーターということを覚えてくれていて、袋に一緒に入れるためにマリノス関連の画像を印刷してきてくれました。とても素敵な計らいで、母も喜んでくれていそうです。
遺骨を3等分にしてくれたので、それぞれ母へ思い思いのメッセージを袋に書きます。
クルーザーは親族や親しい人を呼んで船をチャーターもできますし、少人数なら他の方たちと乗り合いもできます。またご遺族の代わりに代行で散骨するところもあるようです。(でもせっかくなら自分たちの手で送り出してあげたいものですよね)
終活について考える
がんになる、ならない関係なく、今では自分の最後をどのようにするか考えておくことは年齢問わず大切なことです。
人は必ず死ぬものですから、いつ準備をしてもよいもので、準備をしておいたほうがよいものでもあります。なので、がんになったことをきっかけに終活について家族で話し合うのはおかしいことでも何でもありません。
これを書いている私も、もしかしたら交通事故で死んでしまうかもしれません。
そんな突然の死を迎えるよりも、がんになったことで最後を考えるきっかけをもらえて、(がんが原因で死ぬと決まっているわけでもないですので、あくまでもきっかけをもらっているということです。)たっぷりと準備期間を与えられたと考えると、幸せなことでもあります。(何も準備せず、何も周りに伝えられないまま亡くなるよりも、後悔や無念は少ないと思いませんか?これは母の考えです。)
むしろ、きちんと先を見据えて冷静になれますし、最後についてきちんと決めておくと家族も患者さん自身もきっと安心するはずです。
「やだもうそんな気弱なこと言わないでよ」など家族は思うかもしれませんが、最後を考えることはむしろ気弱でもなく、とても勇敢かつ冷静でないとできないことです。
ご家族にはぜひ一緒に、真剣に話を聞き、考えていただきたいです。
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