Twitterまとめ 【5月10日~5月12日】
このサイトのtwitterアカウント「@okasanproject」で発信したニュースなどをまとめました。
5月10日
がん放置を勧める「近藤理論」を放置してはいけない
ベストセラーにもなった近藤誠医師の書く「がん放置療法のすすめ」や「医師に殺されない47の心得」などは医療否定の本です。
その近藤医師のがん放置に警鐘を鳴らすのが、日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授の勝俣医師。
勝俣医師は、こう言います。
「近藤先生の本にもがんを放置しても治るとは書いていない。治療してもしなくても結果は変わらないから「死を覚悟せよ」と言っているようなものです。ところが 患者さんは手術しなくても、薬物を使わなくても良くなると思っている。偉い先生が治療しなくても良いといっているので治療しなくも良くなると思っている。 近藤先生はそこまできちんと説明していないところが一番の問題だと思います。」
また勝俣医師の所へ来た患者さんの中には、近藤医師のがん放置に影響され薬物療法を続けられずに亡くなった方もいらっしゃいます。
このように近藤医師から離れられない患者さんもいます。
国民が近藤医師のがん放置を受け入れてしまう背景には、十分な緩和ケアを受ける事なく、過剰な抗が ん薬や過剰な治療をされてQOLを損ない、がん治療で苦しんだ人が多くいると勝俣医師は指摘します。
しかし、がん放置の一部に共感して全部信じてし まうと間違った方向に行ってしまう。国民の皆さんには、十分に気をつけてくださいと言いたいのです、と勝俣医師は締めくくっています。
がん放置を勧める「近藤理論」を放置してはいけない:トピックス:日経 https://t.co/FCTK6CKiZM
がん放置治療を推奨している近藤医師の本には、がんを放置しても治るとは書いていないそうです。患者もメリットとデメリットを考えて選ぶ必要があります。
— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年5月10日
5月11日
医療用ウィッグ購入に補助
抗がん剤治療で脱毛に悩んでいる人向けに、栃木市は医療用ウィッグ(かつら)の購入費を1人最大3万円まで補助する取り組みを今年度から始めました。
医療用ウィッグ購入に補助 栃木市が県内初:朝日新聞デジタル https://t.co/p6cMnNBfYm がんになるとお金がかかるので、自治体から補助が出るのはありがたいですね! — 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年5月11日
国立がんセンターの新理事長に中釜氏
国立がんセンターのHPによると、中釜氏は消火器内科からキャリアをスタートさせているようです。
また米国マサチューセッツ工科大学で、ゲノム解析研究をなさっていたそうです。
国立がんセンターの新理事長に中釜氏が就任。記者会見で患者一人ひとりの遺伝情報に基づいて、その人に適した治療をする「ゲノム医療」を強化していく考えを占めす。「希少がんや、膵臓がんや肝臓がんなど難治がんの研究 診療体制も力を入れる」と。
— たけぞう (@noatake1127) 2016年5月10日
5月12日
がん化しないiPS細胞作製に成功
がん化しないiPS細胞https://t.co/f4wc1QtBrI がんにならないハダカデバネズミから、がん化しないiPS細胞作製に成功。そのiPS細胞はがん抑制遺伝子ARFが活性化し、がん遺伝子のERASの機能はなかった。 pic.twitter.com/qMreoymhXB — 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年5月12日
がんになりにくい小動物のハダカデバネズミから人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作製することに北海道大学と慶応義塾大学の研究グループが世界で初めて成功しました。
iPS細胞の課題のひとつとして、iPS細胞を移植した後に「がん化」するリスクが指摘されていました。
しかし今回北海道大学と慶応大学の研究により、その「がん化」を防ぐ遺伝子の働きが明らかになりました。
その研究で使われたのが、ハダカデバネズミ。
それがこちら。
ブサイクですねぇ。笑
このネズミは、寿命が30年もあるのにめったにがんにならないそうです。
研究グループはこのネズミの皮膚からiPS細胞を作成し、がん化しないことを確認しました。
その原因を詳しく調べたところ、ヒトや通常のマウスのiPS細胞では働きが弱まってしまうがん抑制遺伝子「ARF」が、ハダカデバネズミのiPS細胞では 活性化していたそうです。
一方がん遺伝子の「ERAS」の機能は失われていることも判明。
これら二つの遺伝子の働きにより、この長寿ネズミはがんになりにくいことが明らかになりました。
研究グループによると、通常のマウスのiPS細胞でARFを活性化させると、がん細胞の形成が抑えられることも分かったそうです。
「将来は人間の健康長寿やがんの予防に役立つことが期待される」としています。
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