食事の重要性
がんになると食事を取ることが辛いこともあると思います。
吐き気があったり、味覚異常を感じたり、そういったことで食事が苦痛になってしまうかもしれません。
しかし、食べることをやめないで欲しいです。
無理をせず、大丈夫な範囲で構わないので、食事をして欲しいと思います。
今回は、なぜ食事を取ることが大切なのか、について書きました。
栄養を摂るため
人間は、栄養を摂らないと死んでしまいます。
基本的に栄養は食事から摂ります。
つまり、食べることは生きることと言っても過言ではありません。
特にがん患者さんの場合は、栄養状態が治療に直結します。
栄養不良になってしまうと、免疫力が低下します。
エネルギー源やビタミン、ミネラルなどの不足により、免疫細胞の機能や活性が全般的に低下してしまうのです。
また術後の体を治すためには、たんぱく質なども必要です。
腸を使うため
食事が大事な理由は、腸を使うというところにもあります。
なぜ腸を使うのが大事かと言うと、腸の粘膜には免疫細胞が数多くいます。
しかし、腸を使わないと、1週間程度でもう腸の粘膜がただれて、免疫機能がおちてしまいます。
また栄養素が体内で活性化するには、正常な代謝が必要です。
その代謝の起点となるのが、腸管の粘膜なのです。
もしも口から食べれなくなった場合でも、静脈から血液に栄養を直接注入する「静脈栄養」よりも、管を通して胃や腸に栄養剤を流し込む「経腸栄養」の方が、生存率も上昇します。
口腔内を清潔に保つため
口から食べる行為をすることで、口腔内を清潔に保つことができます。
噛むことによって唾液が分泌されます。
この唾液で口腔内が潤い、お口の自浄作用が働きます。
もし食事をしないとなると、唾液の分泌量が減って、自浄機能が低下し、口に雑菌が繁殖して肺炎などの病気の原因となってしまいます。
気晴らしになり得る
もちろん副作用などで、食事をするのに苦痛を伴うことも多いと思います。
しかし、工夫次第ではおいしく食事を取ることも可能です。
美味しい食事を親しい人たちとすることは、気晴らしになります。
化学療法中には、気持ちが落ち込むことも多いですが、何か気晴らしになることがあれば、楽しく過ごせるはずです。
食べることを諦めないで!
食事を取ることがなぜ大切なのか、それには4つの理由がありました。
- 栄養を摂るため
- 腸を使うため
- 口腔内を清潔に保つため
- 気晴らしのため
このような理由から、食事を取ることが大切と言えます。
どうしても食べるのが辛い時は、少量でカロリーの高い食べ物もありますので、それらを少しずつ口にするのでも構いません。
好きなものを無理せず、食べれる範囲で食べてみましょう。
少量でカロリーの高い食べ物は以下のリンクで紹介しています。
【膵臓がんでも幸せに楽しく生きる】からお知らせを受け取るには?
FacebookやTwitterではがんの最新情報やおすすめの癒し情報など随時配信中です。ブログの更新もお知らせしているので、ぜひ登録して活用してくださいね♪
▼Twitterをフォローする
Follow @okasanproject
▼Facebook いいね!
⇒すい臓がん ブログランキングを見る ⇒FC2 ブログランキングを見る