がん治療前に行く場所・・・それは歯医者だった!

歯の治療終わってますか?

皆さん、歯の治療はきちんと最後まで終わっていますか?

もしも、歯の治療が途中で止まっているようなら、がんの治療が始まる前に終わらせてください!

どうしてここまで歯の治療について言うのか・・・それは、きっとこの記事を読み終わる頃には分かると思います。

 

お口のケアをするだけでトラブル減

実は、がん治療をする前にお口のケアをするだけで、多くのトラブルを回避することができます。

 

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手術後のトラブルが少なくなる

手術前や手術後は入院していると思うので、病院内で口腔ケアをしてもらえると思います。

手術前に虫歯などがあった場合は、応急処置をした上で手術に臨めます。

 

では、なぜ口腔ケアを術前や術後にやるのか?

それは、手術後に起こる様々なトラブルを減らすためです。

 

手術後の感染症リスクを減らす

口の中には、多くの細菌がいます。

健康な時は悪さをしない細菌であっても、手術をした後などの抵抗力が弱まった時には、そういった口の細菌が肺炎などの原因になります。

お口のケアを行うことで、細菌の数を少なくし、合併症を起こさないようにしてあげるのです。

 

日本歯科医師学会が作成した治療前からのお口のケアのすすめ(PDF)の中に、こんなデータがあります。

口腔ケア有無による術後合併症率比較

口腔ケアをするだけで術後の合併症が少ない

引用元:治療前からのお口のケアのすすめ(PDF) 日本歯科医師会

このデータからも分かるように、口腔ケアをすれば術後の合併症が少なくなります。

 

退院を早める

もしも虫歯などがあり、口が痛い状態では手術後の食事もままなりません。

そこで手術前や手術後に口腔ケアして、お口の状態を改善しておけば、食事などをスムーズに取ることができます。

そうすることで、栄養をしっかり摂り体の回復を早めます。

 

口腔ケアを行った場合と行わなかった場合の比較図があります。(下図)

口腔ケアをした方が早い退院をしていることが分かります。

口腔ケアをすると入院期間短縮

口腔ケアをすると入院期間が短縮していることが分かる

引用元:治療前からのお口のケアのすすめ(PDF) 日本歯科医師会

 

化学療法や放射線治療の場合も

抗がん剤治療や放射線治療で起きるお口のトラブルの多くは、口内炎です

 

ただの口内炎だと思ってあなどってはいけません。

なぜならば、口内炎から細菌が入り込み、恐ろしい合併症を引き起こすからです。

口内炎から侵入した口腔内の多量の細菌が、血液に乗り全身を巡ってしまうと、全身で感染症を引き起こし生命を脅かすような臓器障害に陥ります。

これ以外にも、抗がん剤を使用して免疫が落ちてしまい、口腔内の細菌が原因となって合併症を引き起こすこともあります。

合併症を引き起こしてしまうような状態では、治療を続けることは難しいです。

 

これを防ぐためには、やはり口のケアが大切です。

口の手入れをしっかり行えば、合併症の原因である口腔細菌の異常増殖を抑えられます。

そうすることで、口内炎といった症状の軽減や口腔合併症の予防につながり、がん治療を予定通りに行うことができるでしょう。

 

もしも治療中に歯の治療が必要になったら?

予防が大事とは言え、がん治療中に虫歯や歯周病の悪化など歯のトラブルが起きることは考えられます。

そうなってしまった時には、「がん診療連携登録歯科医」のいる歯医者さんへ行ってください!

 

この「がん診療連携登録歯科医」とは、日本歯科医師会が主催する「全国共通がん医科歯科連携講習会」を受講し、がん患者さんへのお口のケアや歯科治療についての知識を習得した歯科医師のことです。

なので、いつも通っている歯医者さんが、この講習会を受けておらず「がん診療連携登録歯科医」として登録されていない所だったら、がん治療をしている間は通えません。

がん治療中は「がん診療連携登録歯科医」のいる歯医者さんへ行きましょう。

 

「がん診療連携登録歯科医」がいる歯医者さんは以下から探せます。

がん診療連携登録歯科医名簿 がん情報センター

がん診療連携登録歯科医名簿

 

がん治療前がベスト

がん治療中でも治療できる歯科医院はありますが、やはり治療前に歯科医院に行っておくことを強くオススメします。

 

理由のひとつは、「がん診療連携登録歯科医」が家のすぐ近くにいるとは限らないからです。

自宅から少し離れた所になってしまうこともあるので、事前に家の近くで済ませておいた方が楽だと思います。

 

それから、がん治療が始まると一時的に患者の全身状態が低下している場合も多く、行える歯科治療に制限がかかることもあります。

そうすると、対応が後手に回るなど、十分な治療ができないことも少なくありません。

 

それ以外にも、セルフケア、つまり自分で口腔内をきれいに保つことも歯医者に行けば教えてくれます。

口の中を清潔に保ちトラブルを未然に防ぐためには、普段の歯磨きなども重要です。

 

このような理由から、治療前に歯科医院に行き、歯の治療や口腔ケアを行っておく必要があると思います。

特に歯の治療が途中で止まっている方などは、是非がん治療が始まる前に歯医者に行っておきましょう!

 

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参考資料

治療前からのお口のケアのすすめ(PDF) 日本歯科医師会

がん治療と口のケア(国立がん研究センター 口腔外科医長 上野尚雄) テーマパーク8020

「ここまで進んだ『がんの医科歯科連携』とこれからの課題」(1)(静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科部長 百合草 健圭志 氏) SUNSTAR

がん診療連携登録歯科医名簿 がん情報センター

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2 件のコメント

  • いつも的確なアドバイスありがとうございます。 昨日、残念なことに主人は息を引き取りました。あっと言う間の出来事でした。いろんなアドバイス、情報をありがとうございました。改めてすい臓がんの恐ろしさを知りました。また、何かでお役にたてればと思います。

  • ご主人様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。
    森様の心中お察し申し上げますとともに、ご主人様が安らかにご永眠されますようお祈りいたします。

    私たちの母が亡くなったのも7月でした。
    母と一緒に闘病した経験を無駄にしたくなくて、試行錯誤しながらもサイトを運営してきました。

    そうやって作ってきたサイトに、森様は初めてコメントをくださり、とても感謝しています。
    また何かお役に立てていれば幸いです。

    これから益々暑くなりますので、森様も体調を崩されないようご自愛ください。

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