今回のピックアップ!
今回のピックアップでは、「@okasanproject」がまとめたtwitterの記事の中で、最も注目すべき記事を分かりやすく解説します。
そして、6月6日~8日の間で注目すべき記事は「がんを光らせるスプレー、食道がん識別に成功」です。
これについて詳しく見ていきたいと思います。
がんを光らせるスプレー、食道がん識別に成功
がんを光らせるスプレー、食道がん識別に成功 https://t.co/sDvzziUcvn
食道がんを選択的に光らせ、周囲の正常組織と識別することに、東京大学の研究グループが成功した。— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年6月7日
もしも、がん細胞が光って場所を教えてくれたら、診断も治療も楽になると思いませんか?
しかし、そんな魔法は存在しません。
魔法はありませんが、そんながんを光らせる技術を東京大学の研究チームは開発してしまいました!
今日はそのお話しについてです。
東京大学大学院 医学系研究科・薬学系研究科教授 浦野泰照氏は、がん細胞で活性が上昇している特定のたんぱく質分解酵素の存在によって光る試薬(蛍光プローブ)を開発。
そのスプレー蛍光試薬によって、がん細胞だけを光らせるという手法は、今までがんを発症させたモデル動物では成功していました。
しかし、多様性のある人間の細胞では、有効性が確認されていませんでした。
そこで東京大学浦野氏の研究グループは、食道がん(食道扁平上皮癌)に対して有用な蛍光試薬を開発。
その蛍光試薬を人の外科手術で摘出した検体や、内視鏡治療で摘出した検体にスプレーする実験を行いました。
結果、わずか数分で食道がんを選択的に光らせ、周囲の正常組織と識別できることを実証するに至りました。
食道がんは、通常の内視鏡観察では早期発見が難しいことが知られています。
そのため、この手法を用いれば、早期食道がんの診断率向上が期待できると言われています。
今後は、多数の症例で開発した蛍光試薬の有用性を実証するとともに、体内での使用を目指した臨床試験に向けた準備を、五稜化薬と共同で進めていくそうです。
最終的には、臨床医薬品としての市販をしていきたいと考えているそうです。
現在がんを根治するには、できることなら外科手術が最良の手段と言われています。
しかし、がん細胞を術中に発見する上では術者の勘に頼る部分が多いのも事実。
そんな状況でこのスプレー蛍光試薬、つまりがん細胞を光らせるスプレーが、今後様々な種類のがんに適用された場合に、このスプレーが果たす役割は大きいのではないでしょうか。
今後の開発に期待です。
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