人工知能「ワトソン」、10分で遺伝子解析…白血病患者を救う(twitterまとめ 8月5日~8月13日)

人工知能「ワトソン」、10分で遺伝子解析…白血病患者を救う(twitterまとめ 8月5日~8月13日)

今回のピックアップ!

今回のピックアップでは、「@okasanproject」がまとめたtwitterの記事の中で、最も注目すべき記事を分かりやすく解説します。

そして、8月5日~8月13日の間で注目すべき記事は「人工知能「ワトソン」、10分で遺伝子解析…白血病患者を救う」です。

これについて詳しく見ていきたいと思います。

 

人工知能「ワトソン」、10分で遺伝子解析…白血病患者を救う


IBMのWatson、わずか10分で難症例患者の正しい病名を見抜く。医師に治療法を指南 Engadget 日本版

 

東京大学医科学研究所が導入したIBMの人工知能「Watson」(ワトソン)が、特殊な白血病患者の病名を10分ほどで見抜き、その生命を救ったというニュースについて今日は見ていきたいと思います。

 

まずIBMの人工知能ワトソンとは?

IBMによれば一般的に言われる人工知能(AI)とは違うらしいのですが、私たちの認識としてはよく喋るAIで差し支えないでしょう。

ワトソンが知られるようになったのは、2011年に米国のクイズ番組「Jeopardy!」に回答者として参加し、人間に勝利したことがきっかけでした。

 

東京大学医科学研究所はこのワトソンを導入し、2000万件以上の生命科学の論文、1500万件以上の薬剤関連の情報を学習させ、がん患者の発病に関わる遺伝子や治療薬の候補を提示させる臨床研究を2015年の7月から始めました。

なぜ人工知能を導入したのでしょうか?

それは、医師がすべての医療情報を把握するには限界があるためです。

病状診断するには、複数の医師が遺伝子情報と医学論文を突き合わせて行います。

しかし論文が膨大すぎて、時間もかかります。

また人間が全ての医学論文を記憶することはできません。

こういった理由から、大量の情報を記憶し適切に引き出して使うのが得意なAIを導入するに至ったというわけです。

 

今回ワトソンを利用して助かった患者さんは、はじめのうちは標準的な抗がん剤治療を使っていましたが、抗がん剤が合わず病状が悪化していました。

そこで、ワトソンに患者さんの遺伝子情報を入力したところ、わずか10分で分析結果が示され、「二次性白血病」という特殊なタイプであることが分かったのでした。

そして医師の判断で患者さんは治療薬を変更し、数か月で回復、退院することができました。

もしも今回この人工知能に出会わなければ、患者さんは白血病の原因がわからないまま症状が悪化し、免疫不全から敗血症に陥り最悪は死亡していた可能性すらもあったそうです。

またワトソンは今年3月までに、この患者さんを含め計41人の診断や治療で有用な情報を提示しているそう。

 

今回のニュースは、人工知能が患者の治療に貢献した国内初の事例です。

東京大学医科学研究所の宮野悟教授は「人工知能の活用は医療の世界を変える可能性を持っている」と語っています。

今後ワトソンのような人工知能が診断してくれるようになるかもしれませんね。

 

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