今回のピックアップ!
今回のピックアップでは、「@okasanproject」がまとめたtwitterの記事の中で、最も注目すべき記事を分かりやすく解説します。
そして、6月25日~30日の間で注目すべき記事は「がん治療が激変!? 夢のゲノム編集技術「クリスパー」、いきなり医療の本丸へ」です。
これについて詳しく見ていきたいと思います。
がん治療が激変!? 夢のゲノム編集技術「クリスパー」、いきなり医療の本丸へ
がん治療が激変!? 夢のゲノム編集技術「クリスパー」、いきなり医療の本丸へ https://t.co/pXLPb49hqc
驚異のDNA操作技術「ゲノム編集」。その最新モデル「クリスパー(Crispr)」がいよいよがんの臨床試験に使われようとしている。
— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年6月30日
これからの治療は、遺伝子治療と言われていますが、この記事を読むと遺伝子治療でがんを治療するのも、あと少しという感じがします。
今回の記事は、ゲノム編集でがんの臨床研究をするという話。
記事によれば、「ゲノム編集とは、私たち生物のDNAに書かれた「ゲノム(G、A、C、Tの4文字で記された長大な遺伝情報)」を、自由自在に書き変えることができる驚異的な技術だ。」とのこと。
今までゲノム編集は複雑で扱いづらく、普及しませんでした。
しかし、2012年頃に登場した「クリスパー・キャス9(Crispr Cas9)」と呼ばれる第3世代のゲノム編集技術によって、状況は一変。
この編集技術は、高校生でも勉強すれば扱える簡単さだったので、科学者の間でクリスパーは爆発的に広がりました。
そして、現在は多種多様な動植物の品種改良が行われています。
医学領域においては、倫理的な問題もあるので、昨年12月に米ワシントンDCで開催された専門家会議で、クリスパーの医療応用に関するガイドラインが策定されています。
そんな中、米ペンシルベニア大学の医療研究チームが、「クリスパーによる各種癌治療の臨床研究を開始したい」とする申請書を「組み換えDNA諮問委員会(Recombinant DNA Advisory Committee:RAC)」に提出。
そして先日、RACは各種の癌治療にクリスパーを応用するための臨床研究(事実上の治療措置)を認可しました。
実際に研究をするにあたっては、米FDA(食品医薬品局)による認可も必要となりますが、最初の難関をクリアしたと言っていいと思います。
記事によると、
今回、ペンシルベニア大学チームがやろうとしているのは、「CAR-T(Chimeric Antigen Receptor –T-cell:キメラ抗原受容体T細胞)」療法と呼ばれる最先端の免疫療法と、クリスパーを組み合わせた治療法だ。
般にCAR-T療法では、免疫系に属するリンパ球の一種である「T細胞」を最適化することによって癌に立ち向かう。
特に今回は、癌患者の体内から取り出したT細胞をクリスパーでゲノム編集し、「PD-1」と呼ばれる特殊な分子の受容体遺伝子を破壊する。PD-1 は京都大学名誉教授の本庶佑氏らの研究によって、その仕組みが解明されたもので、これがT細胞に結合すると、その免疫機能を失わせてしまう。
そ こでPD1と結合する受容体の遺伝子をクリスパーで破壊してしまえば、PD1はT細胞に結合できなくなるので、その免疫機能は維持できるというわけだ。こ のように加工されたT細胞を患者の体内に戻すことによって、各種の癌を治療するばかりか、その再発も防げるようになるとペンシルべニア大学の研究チームは 見ている。
今回、臨床研究の対象となるのは、癌の中でも「骨髄腫」「黒色腫」「肉腫」などに侵された15人の患者。彼らの了承は既に得ているため、今後、FDAの認可が下りれば、すぐにでも臨床研究が開始されると見込みだ。
つまり、クリスパーを使ったゲノム編集でT細胞のPD-1の受容体を破壊。
そのPD-1受容体がなければ、がん細胞は免疫細胞のT細胞にブレーキをかけることができないので、がん細胞はT細胞によって殺されてしまいます。
そのようにして、がんを治す試みというわけです。
今回は一部のがんに限られますが、今後研究が進めば多くのがんに適用できる治療だと思います。
今後の研究に期待です。
ピックアップ以外の記事
膵臓がん患者への吉報 https://t.co/Wnoij8auQa
薬の投与を腫瘍に直接するという治療技術の開発についてです。
英語のスピーチですが、日本語訳がサイトに載っています。— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年6月24日
先ほどのツイートした「腫瘍に直接薬を貼る」というのは、以前このアカウントでも紹介した「スマートポリマー」と同じ発想ですね。 https://t.co/ShHmeDGhEP
— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年6月24日
医師に実力があれば癌性疼痛はコントロール出来る。私も患者本人に「医療用麻薬を上手に増量して痛みがない生活をした方が長生き出来る」と心から思ってもらえなければ実力不足だ。医療用麻薬への不信感、恐怖感、偏見に打ち勝つだけの処方医への信頼感がなければ癌性疼痛はコントロール出来ない。
— 萬田緑平 (@ryokuhei) 2016年6月25日
医者に任せっきりの「二流患者」は損をする 最高の医療を受けるには「患者力」が必要だ この医者は大丈夫か、本当に自分のことを考えてくれているか Whyをつねに問う ネットで得た情報は医者と共有を 患者が要求しないから医者が変わらない https://t.co/FxspQqLseN
— 中山和弘 (@NAKAYAMAKazhiro) 2016年6月26日
よい睡眠のための10のルール。眠りを変えて、人生を変えよう https://t.co/YM2Yzu5DKP @HuffPostJapanから
眠ることはとても大事。
今度記事にもします。— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年6月26日
膵臓がん患者へ栄養剤飲み方紹介 岡山赤十字病院がリーフレット https://t.co/YbWKgTAgod
— 山陽新聞 (@sanyo_news) 2016年6月26日
がん治療に伴う脱毛や爪の変色は、日常生活をするうえで気になるところです。国立がん研究センター中央病院・アピアランス支援センター長の野澤桂子さんに聞きました。https://t.co/yql56jpZzC#がん#脱毛#爪#抗がん剤#化学療法
— 朝日新聞医療サイト「アピタル」 (@asahi_apital) 2016年6月29日
緩和ケアを紹介してくれと主治医に依頼しても、「まだそんな状態ではない」といわれた。よく聞く話だ。まだ治療が出来る。諦める状況ではないと主治医は思っている。では何が正解か?医師が言う事が正解ではない。本人が選択した答えがその人の人生の正解。医療エビデンスがそれに勝ることはない。
— 萬田緑平 (@ryokuhei) 2016年6月28日
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