今回のピックアップ!
今回のピックアップでは、「@okasanproject」がまとめたtwitterの記事の中で、最も注目すべき記事を分かりやすく解説します。
そして、7月1日~5日の間で注目すべき記事は「快楽中枢への刺激、免疫力高める可能性 研究」です。
これについて詳しく見ていきたいと思います。
快楽中枢への刺激、免疫力高める可能性 研究
快楽中枢への刺激、免疫力高める可能性 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News https://t.co/Vip4adNxlx @afpbbcomさんから
プラセボ(偽薬)の効力を説明する一助となる可能性のある結果だそうです。
— 膵臓がんでも幸せに楽しく生きる (@okasanproject) 2016年7月5日
英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」に、マウスの脳の快楽中枢を人工的に刺激すると免疫力が高まるとの研究論文が2016年7月4日発表されました。
プラセボ(偽薬)の効力を説明する一助となる可能性のある結果だそうです。
今回は、この発表について詳しく見ていきます。
まず、プラセボについてです。
乳糖やでんぷんなど、くすりとしての効き目のないもので錠剤やカプセル剤をつくり、頭痛の患者に本物のくすりとして服用してもらう実験をすると、半数くらいの人が治ってしまうこともあります。
…これを「プラセボ効果」といいます。プラセボは、一般に偽薬(ぎやく)と訳されていますが、くすりに似せた気安めのものといってもいいでしょう。
今まで、このプラセボ効果は分かっていませんでした。
分かっていたのは、「有効成分を一切含まない偽薬であっても本物の薬だと信じて服用すると、人の脳の快楽をつかさどる報酬系を活性化できること」のみ。
果たしてこれが、どうして肉体の健康に影響を及ぼすのかは全く不明でした。
それが、今回の研究発表により、その点が明らかになりました。
今回研究チームが行った実験は、マウスの脳の報酬中枢にある特定の細胞を刺激し、その後脳を刺激したマウスの免疫細胞を致死性の大腸菌にさらして培養するというもの。
そのマウスから取った免疫細胞は、細胞を殺傷する効力が何もしていない免疫細胞の2倍以上あったと論文では報告されています。
また研究チームは、この殺傷効力の高い免疫細胞を別のマウスに接種。
30日後には、免疫細胞を接種されたマウスも、感染症の撃退に成功する確率が通常の2倍以上高かったと発表されています。
免疫を高める信号は「腹側被蓋野(ふくそくひがいや)」と呼ばれる脳の部位から発せられます。
この部位には、気分を変える化学物質のドーパミンによって作動する報酬系が存在しています。
今回の研究で分かったのは、腹側被蓋野から発せられる免疫向上の指令は、危機的状況での急な反応に関与する交感神経系を経由して体中に送られ、細菌と闘う免疫反応を誘発することでした。
つまり、論文の主執筆者のテクニオン・イスラエル工科大学アスヤ・ロールズ助教授によれば「好ましい期待に関連する脳の部位を活性化させることが、病気に立ち向かう体の働きに影響を及ぼす可能性がある」ということになります。
それだけでなく、期待に関連する脳の部位の活性化が免疫を活性化を促すのには、人間の進化においても意味があったのではないかと推測されています。
先ほど述べた免疫を高める信号を発する「腹側被蓋野(ふくそくひがいや)」は、マウスやヒトが、おいしい食事や性的接触による快感を近い未来に体験できると知ると、脳スキャン画像ではこの部位が明るくなります。
マウスやヒトは、摂食行動や性行動によって、細菌にさらされます。
食や性に関わる期待が報酬系を活性化し、同時に免疫が高まるとすれば、外からくる細菌から体を守ることができます。
このような点から、脳の報酬系の活性化と免疫促進には、進化上の利点があると言われています。
今後は、この因果関係を再現できると考えられる分子を見つけるためのマウス実験を実施する予定だそうです。
この分子が判明すれば、薬などに応用できる可能性があります。
新しい免疫治療に繋がりそうな予感ですね。
楽しみに待っていたいと思います。
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— 三好綾@がんサポートかごしま (@miyoshi_aya) 2016年7月1日
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— ハフィントンポスト日本版ライフスタイル (@HPJPLifestyle) 2016年7月4日
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— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2016年7月4日
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