膵臓がん発症の早期段階に「プロテアソーム」が活性化 (twitterまとめ 5月30日~6月2日)

今回のピックアップ!

今回のピックアップでは、「@okasanproject」がまとめたtwitterの記事の中で、最も注目すべき記事を分かりやすく解説します。

そして、5月30日~6月2日の間で注目すべき記事は「膵臓がん発症の早期段階に「プロテアソーム」が活性化」です。

これについて詳しく見ていきたいと思います。

 

膵臓がん発症の早期段階に「プロテアソーム」が活性化

東京医科歯科大学大学院の田中真二教授の研究グループは、膵臓がんの発症に「ある物質」の活性化が必要であることを世界で初めて明らかにしました。

その物質は、タンパク質分解酵素複合体「プロテアソーム」と呼ばれるものです。

膵臓がん初期に、この「プロテアソーム」が活性化しているのが分かりました。

 

今までは、発がんする時に生き物の体の中で「プロテアソーム」の変化は分かっていませんでした。

その変化を解明すべく研究チームは、生体内のプロテアソーム活性を直接観察することができる遺伝子改変マウスを新たに作成しました。

すごいマウスですね・・・余談ですが、このマウス自体も今後の研究に生かせるそうです。

 

話がわき道にそれましたが、そのマウスに、がん遺伝子を導入し膵臓がんを誘発させました。

すると、膵臓がんの発症初期にマウスの中でプロテアソーム活性化したのです。

 

 

更に、遺伝子改変マウスにプロテアソーム阻害剤を投与したところ、プロテアソーム活性の上昇が抑えられました。

それと同時に、膵臓がんになる前の異常な細胞の発生も抑えられることも分かりました。

この研究により、膵臓がんの発症にプロテアソーム活性化が必要であることが解明されました。

 

この研究結果によって、今後はプロテアソームを糸口とした膵臓がんの新たな診断・治療戦略の開発が大いに期待されます。

例えば、遺伝的に膵臓がんになりやすい人には、血液検査を行い、プロテアソームが活性化していないかどうかを見極める。という手も考えられますね。

プロテアソームの上昇が見られた人には、詳細な検査をすることで膵臓がんの早期発見も可能になるのではないでしょうか。

より研究が進めば、尿検査のような体に負担の少ない方法で検査もできるかもしれません。

 

それだけでなく、この研究によってプロテアソームは、ヒトの膵臓がんで認められる細胞増殖や炎症をつかさどる様々な因子と関連している可能性が示されました。

その可能性を探っていけば、膵臓がんという病気そのものの解明も進み、膵臓がんも怖くない病気になる日が来るかもしれません。

 

今回のピックアップでは、「膵臓がん発症の早期段階に「プロテアソーム」が活性化」という記事を紹介しました。

今後も膵臓がん患者さん注目の記事を紹介していこうと思っています。ご期待ください。

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